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THE LIFE AND TIMES

ex-SHINERのAllen Epley率いるカンザスシティー経由→シカゴ行きTHE LIFE ANDTIMES、9年振りの奇跡の再来日が実現。もはや10年選手となった濃い活動歴と天性のセンスが織り成す、時代に捉われない唯一無二な大人のエモロックを再現。バンドの核、Allen EpleyのSHINER時代から引き継いだ妖艶なヴォーカリゼーションと、エモやシューゲイザー、ポストハードコアやマスロック、ギターポップやプログレッシブロック、果てにはAORにも隣接する柔軟なサウンドは、Pelican等多くのミュージシャンに影響を与え続けている貴重な存在でもある。アルバム毎に、常に新しいことに挑戦し、そして自分たちの持ち味とミックスしてそれをTHE LIFE AND TIMESの音として開花させる才能は、10年経った今現在でも枯れることなく、最新作Lost beesでもより感じることができる。SHINERファン、THE LIFE ANDTIMESの旧作で時間が止まっている方、そして全ての音楽ファンに、是非、今現在の彼らの音楽を体験して欲しい。

slavedriver

日本のエモ~ポストハードコア総本山レコードショップ兼レーベルstiffslack主催のTakが満を持して結成したベースレスオルタナトリオ、SLAVEDRIVERがこのTHE LIFE AND TIMESジャパンツアーにほぼ同行(大阪公演以降)。このツアーに間に合わせるであろうフルアルバムでシーンに仕掛けるに違いない。硬質なギターサウンドとトリッキーでグルービーなリズムと寸止めの煮え切らないメロディーは玄人受けではあるが何かを残そうと模索中。

barican

barican(バリカン)、なんてエモーショナルで甘酸っぱくて潔いバンド名なんだ…と初めて彼らのバンド名を見たときにそう思った。
emo/post-rockはどうやら今リバイバルムーブメントらしい。だけどさ、いつ廃れたのかは僕には分からなくて、あの時聴いていたその手の音から今でもずっと離れられずにいる僕は確かにここにいるわけで。その一方で、リバイバルムーブメント以降の数多くのバンドの音は、僕の好きなあの時の空気感とはどこかが違うと感じているのも事実。
baricanのメンバーはまだ若くて、当然、当時のリアルタイム世代ではない。それなのに、あの頃の空気感をなぜこんなにもプンプン匂わせる音なのだろうと初めて聴いたときにそう思って、彼らに直接好きなバンドの話を聞いたら、まさに僕と同じで、あの時のあの辺のああいったバンド達にしっかり影響を受けている=間違いないことを知り、更に親近感と信頼感を感じて熱い握手をしたのである。
僕はスリーピースバンドが大好きだ。3人がベストな楽曲を奏でるべく、互いにせめぎ合いながら音を紡ぐスリーピースの姿や音が。かつては自分もその姿勢に憧れスリーピースバンドを組んでいて、残念ながら志半ばで頓挫したけれど、彼らは僕が憧れ目指していたそういった音を更に高次元で奏でている。悔しいけれど好きにしかなれない。
熱さ・勢い・そして緻密なギミックとスリーピースだからこそ表現できるダイナミックさを散りばめながら、切ない哀愁を帯びた絶叫ではない涌き出る心の叫びのような歌声、それらに男汁をふんだんに浴びせた楽曲がbaricanの音。残念ながらお洒落さはこれっぽっちもない。だが、それがいい。それでいい。
僕は17才の頃からずっとマイバリカンで頭を丸めている。君達はバリカンで頭を刈ったことがあるかい?初めて刈ったあの時の独特の気持ちがわかるかい?もしなければ、baricanを見て聴いてほしい。少しはそれが分かるかもしれないから。
そんな彼らの音と出会って、またスリーピースバンド組んで歌いながらギターを弾き倒したくなっている今日この頃。

MIRROR キモト

OSRUM

魚頭 圭(ex-Z, ex-AS MEIAS)、羽田 剛(ex-NAHT, ex-AS MEIAS)、藤本大輔(pre-BALLOONS)により結成された日本語詩オルタナティブ・スリーピースバンド。
2013年結成、今までに1枚のアルバムをリリース。
定期的に行っている自主企画ライブでは、ATATA, skillkills, POWER, DOIMOI, ENDON, The Novembersと共演している。

The life and timesのツアーを組む時に、一番最初に思い浮かんだのはOSRUMでした。

当初、このメンバーでバンドを始めたと聞いて、驚きと共に大きな期待を持ちました。まさにオールスター的なメンバー。
そして、それはそれは期待して初ライブに臨み、期待通り、90年代オルタナ好きには久々にどんぴしゃのバンドが来たと、心の中でうおー!!!と叫んだものです。ヘヴィネスと歌物が共存する音楽、最高。

90年代から00年代にかけて、様々なバンドを通し、新しい音像を求めてきた彼らが、相応のキャリアを消化した末に、一聴してシンプルに力強く響く音を鳴らす。その中には、彼らが通過してきた音楽や経験、記憶が内包されていて、TLATの影響は受けているのはわかるけれど、どうやったって滲み出ちゃうものがあります。三人がジャンって出すその出音、その説得力ったら半端ない、まさに生き様。

魚頭さんが「TLATみたいなバンドやりたいんだよね」と言っていたことを今でも覚えています。前回の来日時にはAS MEIASで共演。
藤本さんは、このバンドのドラムスタイルはTLATのクリスの影響を受けていることを公言しています。
羽田さんは、前回の来日時にNahtでTLATと共演しています。

2015年に共演する機会ができて、とても嬉しく思います。初日の共演が今からとても楽しみですね!

FOE

ギター會田茂一、ベース佐藤研二、ドラム小松正宏、の3人組=FOE。1999年結成、今年で16年目。5枚のアルバムをリリース、コンピレーションアルバム参加多数。

佐藤さん&小松さんの文句なし、鉄板、強力なリズム隊に、アイゴンのメロウな歌が乗る、絶妙なバランス感が魅力のひとつ。
ライブはというと、気を抜くとおしゃべりで本編終わっちゃうんじゃないか、というユルさと、演奏の玄人っぷりのギャップに驚かされます。

The life and timesのライブを組む時に、いつもとちょっと違った感じにしたいなと思い、浮かんだのがFOEでした。
FOEとThe life and timesは、リズム隊と歌の関係性が共通しているなと思い、出演をお願いしたのです。
この組み合わせ、12/3は何かマジックが起こればいいな、と思っています。

Crypt City

メンバー:
ディーン・ケスラー(vo)
戸高賢史(g)
中尾憲太郎(b)
小松正宏(dr)

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Crypt City - 2009年ベース中尾憲太郎(ex-numbergirl/spiral chord他)ギターのセブ・ロバーツ/ドラムの弘中聡(skillkills)そしてボーカルのディーン・ケスラーと共に結成された筋 金入りオルタナ/ジャンク/インダストリアル/ノイズ/パンクバンド。2013年セブ、弘中脱退。2014年よりギター戸高(ART-SCHOOL/Ropes他)ドラム小松(bloodthirsty butchers/FOE/SOSITE他)が加入。現在のラインナップに。過去に2作品の自主制作スタジオ録音盤(といくつかの7インチ作品)をリリースするも、全ての作品がアナログリリース故、知る人ぞ知るカルトバンドとして耳の早いリスナーの間で話題に。圧倒的なライブパフォーマンスとその硬派過ぎる音楽性は瞬く間に日本のライブジャンキー共を虜にした。
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2009年頃、中尾憲太郎の呼びかけによりCrypt City始動。
1年間スタジオ活動にて曲作りを経て2010年2月FEVERにて初ライブ。
2011年未明に「Hi My Name Is Satoshi From Hell Records」より
1st albumリリース(analog LP+CDのパッケージ)
2011年にLOSTAGE(奈良)とのsplit 7"リリース(analogのみ)
2013年春にDetrytusとのsplit 7"リリース(analogのみ)
2013年夏に2nd album「Defect」リリース(analog LP+CDのパッケージ)
2013年秋冬Defect release tour Final公演にてギターseb、ドラム弘中が脱退。
2014年春にギター戸高、ドラム小松が加入。
2014年初夏に初のライブアルバム「Live Defect」LOSTAGE五味主宰のTHROAT RECORDSよりCDのみでリリース。
2015年梅雨にdiscotortion(札幌)とのsplit 7"リリース(analogのみ)

DOIMOI 

2003年結成、ヘヴィメタル、グランジ、エモ、インディーロックの影響が伺える複雑な転調と変則リズムが散りばめられた楽曲に、 真っ直ぐに太いメロディで歌われる日本語を特徴とする。ライブパフォーマンスにおいては、流暢な英米人風の英語によるMCが披露され、Believed they're from California→カルフォルニアから来日という設定である。2012年にリリースされたアルバム”Material Science”リリース以降、2013年より1年間の活動休止?再開を経て現在に至る。バンドにおけるブレーンである、杉山氏は自身のblog(inurokuon.com/nfd/ )にて、膨大な量の国内外の音源、自身が足を運んだライブのレビューを執筆しており、”全然知らないバンドを検索するとここのblogに辿り着く”という意見も各方面から散見されている。しかし、その膨大なインプットを日々の鍛錬と分析により自身の表現のアウトプットに結び付けているが故に、DOIMOIの楽曲の奥ゆかしさとつかみの良さを体現している。名古屋公演は過去最長のロングセットになるとのことなので、最新作”Material Science”の他、過去作、新曲にも期待ができると思われます。またThe life and timesとは、前回2006年に引き続きの共演です。9年を経て、お互いどう変化しているか(音楽的にも、体型的にも)、という点においても非常に楽しみなタイバンとなっております。

nim

京都を拠点に活動するエモーショナルロックバンドnim。
2006年頃活動スタート。幾度かのメンバーチェンジを経て、2015年始めに現在の編成となる。今までに国内に留まらず中国、韓国、オーストラリア等でもリリース / ツアーを行う。 
今年はアルバムのリリース、bluebeardとの2マンライブ、大規模な中国ツアーなどを行い、現在は目下新しい音源を製作中。

BALLOONS

東京発プログレッシブエモ/マスロックバンド BALLOONS。
stiff slackより1st album '9:40 PM', 2曲入りEP '3dep' をリリース後、K-PLANより2nd album '451 deg F', 自身のレーベルSAY HELLO TO NEVER RECORDINGSより3rd album 'Egal Ist 88' をリリースし現在に至る。

self-evident, haymarket riot, 31knots等数々のバンドとの共演及びツアーを積み重ね、今回のTHE LIFE AND TIMESとは2006年のツアー以来2度目の共演、THE LIFE AND TIMESのフロントマンAllen EpleyとはSHINERを含め3度目の共演となる。

BALLOONSの音楽的特徴として、エフェクターを一切使用しないクリーン~クランチトーンの2本のギターの複雑な絡み及びAOR的とも比喩できる複雑な和音の響き、また、ボトムを支えつつも変拍子とリズムチェンジをアクロバティックにこなすリズム隊の堅密なアンサンブルがあげられるが、一貫して平熱と熱情を行き来するボーカリゼーションとバンドアンサンブルこそ、このバンドの最大の魅力である。

叫ぶだけでは伝わらないエモーションもあるとでも言えるようなエモの行き着いた果て、それはTHE LIFE AND TIMESとBALLOONS を2度目の邂逅へと導いた大きな要因とも考えられる。今回の共演は、互いに重ねた年輪を見せつけ合うようなライブが期待される。

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